名前の由来
「半夏生」と書いて「ハンゲショウ」と読む。これは季節をあらわす言葉の一つで、7月始め頃をさすといわれている。
その頃に花をつけるからハンゲショウと呼ばれる。
花は細い穂状になって咲くが、花弁はない。花近くの葉が付け根のほうから白くなる。半分化粧をしたようだから「半化粧」
二つの意味が係っている。
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葉は半分以上白くなる
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花穂は始めは垂れている。
花は付け根のほうから咲き始め、先へと咲きあがる。
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写真3
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今一番咲いている部分が一番上に来る。 |
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花に来たセマダラコガネ。
飛んできて、止まったところに花が咲いている。虫にとってもちょうどいいのだが、花にとっては花粉がメシベに届けられるかは大事なこと。花の上を歩き回ってくれるのは大歓迎。
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写真3
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花。一つ一つに花弁はない
クリーム色のものは、オシベの先に付いた葯(やく)
この中に花粉が入っている
中心部にある白いところがめしべの先っぽ
3つ、4つ、5つに分かれたものがある ここに花粉がつく
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写真3
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一つの花。
この花には6本のオシベがあり、柱頭(花粉を受け取るところ)は4つに分かれている。
オシベの数や柱頭の分かれる数は、花によってそれぞれ違う
葯から花粉が出ているのが見える
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写真3
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別の花。
この花で柱頭は5つに分かれている
オシベは7本
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写真3
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葉の裏を見ると緑色のまま。
葉の表面を浮かせて、乱反射で白く見せているのだそうだ。
光が届いた分だけは光合成をしているのだろう。
花が終わってしばらくすると、白さは薄れてくるが、完全には元に戻らない。
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花弁は葉が変化したものといわれていて、その証拠といわれている花。
進化の途中にある花なのだ。
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