埼玉県東部を流れる大落古利根川を全部歩く

第1回久喜駅から東武動物公園駅

2003年4月6日(日)
参加者 51人 (ジュニア 0人)

 前日の雨があがって、しかし大変風が強く、最高の日とはいえない日。おりしも桜が咲き、日射しはうららか。
 久喜駅から古利根川の始まりである、葛西用水と青毛堀川の合流点目指す。

 途中、吉羽天神社に立ち寄る。小さな御山があり、樹で覆われている。
 ここもちょっと前まではもっと樹があったんですよ、というお話。
 葛西橋の向こう側、コンクリート護岸の部分までが葛西用水(農業用水)。
 川幅を狭め、水が減らないようにして、水位を上げ、田への水を確保するためとのこと。
 こちらがわの草が生えたところから古利根川。
 大落古利根川の起点。準用河川といってたころの石標。
大落(おおおとし)とは大きい排水路のこと 。 
 合流点。左が葛西用水、右から青毛堀川が流れ込む。
 右側が濁っているのが解る。
 川岸にはカラシナの菜の花が咲き、美しい。
 
 日光御成街道の一里塚。(杉戸町下高野)
 古利根川の自然堤防の上に五間四方の塚を設け松を植えてあったが、今は枯れてしまい、塚も削られこれだけになっている。
 和戸橋の脇に立つ大落古利根川治水の碑。
 昭和22年には大氾濫し、ここまで水に浸かったと、お腹の高さに印がつけてあった。
 和戸橋の下でも合流。
 埼玉県中央部を流れる見沼用水が田圃を潤し、その水を集めた川が何本も古利根川に合流する。
 昭和24年まで使われていたポンプ。(杉戸町杉戸)
 古利根川の水を南側用水に汲み上げ、田に入れていた。
 暖かさにカナヘビがひなたぼっこに出てきた。
 
 次の日曜日、古利根川が始まる地点から500m上流の、葛西用水の脇にある琵琶溜井に行ってみた。
 潅漑用の溜め池として使われていたもの。